こんにちは
にじいろ訪問治療院、院長の菊地です。
脳卒中って知っています?
ほとんどの方は、聞いたことがあると思います。
本日は、脳卒中のお話をさせていただきます。
日本人の「脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)」による死亡者は年間約13万人で死亡原因の第4位を占めています。
<脳と血管>
脳卒中は麻痺や言語障害などの後遺症を残しやすい病気です。
脳は大きく分けると「大脳」、「小脳」、「脳幹」となります。
大脳・・・生まれながらの本能と情動を扱うところ
小脳・・・中脳、橋、延髄から脊髄につながり全身に司令を発しています。
脳幹・・・人間の意識を制御する。生命を維持する。
こうした大切な脳の細胞一つ一つに酸素と栄養を供給しているのが脳の血管です。
この血管が途中で詰まって脳に栄養を運べなくなると脳細胞は死んでしまいます。
細胞の損傷が大きい程、大きな障害を負うことになり死に至ることもあります。
<脳卒中の種類>
脳卒中は原因によって大きく2つに分けることができます。
一つは、脳の血管がタイプ(脳出血)
もう一つは脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞)
脳出血
脳出血…脳の血管が破れて出血
くも膜下出血…脳動脈にできたコブが破れ、くも膜下腔に出血
脳梗塞
脳血栓…動脈硬化のため血小板が固まった血栓
脳梗塞…心臓にできた血栓が脳の血管を塞ぐ
一過性脳虚血発作…一時的に血栓が血管を塞ぐ
脳出血 |
脳梗塞 |
|
脳梗塞脳血栓初期症状 |
舌のもつれ、手足の軽い麻痺 |
片麻痺、言語障害、意識不明 |
症状の進み方 |
1~4日かかってでてくる |
急激、秒・分単位で症状がでる |
原因 |
高齢、高血圧、動脈硬化 |
動脈硬化、心筋梗塞、心臓弁脈症 |
<脳卒中になりやすい人の特徴>
① 高血圧
② 肥満
③ 糖尿病
④ 心臓病
⑤ 喫煙
⑥ ストレス
⑦ 運動不足
<脳卒中にならないための予防法>
① 食塩をとりすぎない。
② 太りすぎない。
③ 適度な運動。
④ ストレスをため込まない。
皆さんも
脳卒中になりやすい人の特徴を覚えて
脳卒中にならないように予防していきましょう。
それではまた。